同志社国際高校の、2020年度帰国子女枠入試A選考@京都の英語エッセイの書き方
同志社国際高校の、2020年度帰国子女枠入試A選考@京都の英語エッセイの書き方を、お伝えします。
帰国子女枠入試専門コンサルタントの齊藤です。
2020年度帰国子女枠入試A選考@京都では、以下のテーマが出題されました。
英語エッセイテーマ
・奇跡と日常の関係について説明してください
・Compose an essay explaining about the connection of the 2 words, miracle and ordinary.
帰国枠入試で合格できるエッセイの書き方です。
1、テーマに対して、深い知識を伴って書く
2、テーマに対して、自身の経験を組み込んで書く
「1」の書き方は、大学受験の小論文の書き方と同じです。
テーマに対して、十分な知識があることをアピールします。
「2」は、帰国枠入試の作文エッセイでは必須の書き方です。
テーマに対して十分な知識は持っていないので、自身の海外経験と照らし合わせながら書きます。
どちらで書いても合格できます。
しかし今回のエッセイテーマ「奇跡と日常の関係について説明してください」は、「2」で書く方がカンタンだと思います。
なぜなら帰国生のみなさんは、日常生活を通じて、何らかの奇跡を起こせていると思うからです。
帰国生のみなさんは、ゼロの状態から海外生活をスタートして、その地域に適応できるようになったと思います。
・現地校やインター校の友だちと仲良くできている
・地元のサッカーチームのレギュラーメンバーを決めるトライアウトで選ばれている
・ボランティア活動で多国籍なメンバーと合唱している
たとえば上記の内容などは、ずっと日本に住んでいる人たちは、スゴイことだと思っています。
帰国生のみなさんも、日本に住んでいたときには、上記の内容ができるようになるとはとても考えられなかったのではないでしょうか。
日々の努力によって、スゴイことを当たり前にできるようになれたのではありませんか?
つまり、日常の努力が奇跡につながったと言っても、過言ではないはずです。
ですから、これまで頑張ってできるようになったことを書けば、バッチリなエッセイになります。
そこで、「2」に基づいて、お手本を書いてみました。
参考にしてみてくださいね。^^
1、イントロ
毎日努力を続けることで、大きなことを成し遂げられるようになります。
つまり、日常の努力こそが奇跡につながると、私は考えます。
ですから、奇跡と日常の間には密接な関係があると言えると思います。
私はインドのニューデリーで3年間暮らしてきました。
ニューデリーでの生活を通じて、日常生活の努力がどのように奇跡につながるかについて、説明をしたいと思います。
2、ボディ1
まず、毎日欠かさず英語学習をすることで、英語を使えるようになりました。
私は小学6年の9月からインドに転校することになりました。
それまでずっと中学受験の塾に通っていたため、英語を勉強したことはありませんでした。
インドの公用語は英語ですが、実は英語ができなくても、日常生活ではあまり困りませんでした。
たとえば、買い物をするときやレストランで注文をするときは、欲しいものを指せば分かってもらえるからです。
しかしインター校では英語で授業を受けるので、英語習得は必須でした。
授業中に先生の説明がほとんど分からなくて、「早く授業が終わるように」と祈るしかなかったのは、もちろん辛かったです。
それよりも、先生の発言をクラスメイトが大爆笑しているときに、私はなぜ笑っているのかが分からないので取り残されたような気持になったり、ひょっとしたら自分のことをみんなが笑っているのではないかと疑ってしまったり、英語が分からないことでついつい悪い方に考えてしまうことが、もっと辛かったです。
そんな状況のとき、たまたま、Mathの授業内容がすごく理解できたことがあって、その日は一日中幸せな気持ちでいることができました。
ずっと幸せな気持ちでいたいと思ったので、学校の授業外でも毎日英語を勉強して、英語が早くできるようになろうと決意しました。
学校では早朝や放課後に英語の補習を受けて、帰宅後は家庭教師の先生からも英語を教わりました。
毎日の生活に英語書籍を読む時間、英語での映画を見る時間を組み込みました。
毎日の積み重ねが実って、3年目で英検準1級を取得し、TOEICでは900点を取ることができました。
英語をゼロから始めた私にとって、英検準1級やTOEIC900点を取れたことは、奇跡と言えます。
以上の経験から、日常生活の努力が、大きな奇跡につながるので、奇跡と日常の間には密接な関係があると思います。
3、ボディ2
次に、相手の関心があることに対応することで、たくさんの人たちと仲良くなることができました。
私は小さい頃からピアノを習ってきました。
ですから曲を聞いたら、楽譜を見なくても弾くことができます。
私がインター校に通い始めた頃は、日本人の生徒がいたので困りませんでした。
彼女を通じてクラスメイトの輪の中に入ることができたからです。
しかしその友だちは、私の入学した半年後に本帰国することになったので、自力で友だちを作らなければいけなくなりました。
自分ひとりでクラスメイトの輪の中に入っていくのは、もちろん緊張しました。
それよりも、みんなと話しているときに、クラスメイトの考え方が自分とは違いすぎて返答できなかったり、自分が「絶対ウケる」と思って話した内容がまったくウケなかったりしたので、ある程度仲良くなってからの方が緊張するようになりました。
そんな状況のとき、たまたま、アラジンの『A Whale New World』を音楽の時間にピアノで弾きました。
クラスメイトの多くはアラジンのBGMが大好きだったので、休み時間にみんなから話しかけられて、音楽とピアノのことで会話が盛り上がり、その日は一日中幸せな気持ちでいることができました。
ずっと幸せな気持ちでいたいと思ったので、クラスメイトの好きな音楽とピアノを使って、もっと仲良くなろうと決意しました。
クラスメイトに聞くと、ディズニー映画の主題歌や『スーパーマリオブラザーズ』などのゲームのBGMが好きなことがわかったので、毎日帰宅後はYouTubeで探して聞いて、練習しました。
リクエストを聞いているうちに、みんなの好みが分かってきました。好きそうな曲をあらかじめ練習しておいて、リクエストされたときに、すぐに弾けるようにしました。
毎日の積み重ねが実って、気がついたらクラスの大半と仲良くなることができました。
ほぼ友だちがゼロの状態だった私にとって、多くの外国の友だちができたことは、奇跡と言えます。
以上の経験から、日常生活の努力が、大きな奇跡につながるので、奇跡と日常の間には密接な関係があると思います。
4、コンクルージョン
以上の経験から、毎日努力を続けることで、大きなことが成し遂げられるようになる、つまり、日常の努力こそが奇跡につながると、私は考えます。
3年間で英語ができるようになり、外国人の友だちをたくさん作ることができたのは、私にとって大きな自信となりました。
日常の努力が奇跡を起こせるのだと強く思います。
同志社国際高校でも、大きなことを成し遂げられるように、3年間、努力し続けたいと思います。
いかがでしょうか。
上記ように自身の海外経験を組み込むと、ユニークなエッセイになりますよね。^^
同志社国際高校A選考を受験するみなさん、エッセイを頑張ってくださいね!
応援しています。^^
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